診療報酬の不正受給事件

『<診療報酬不正>元医院経営者の知人「現職の刑事を接待」
毎日新聞 8月2日(火)8時30分配信、引用』

大阪市浪速区の歯科医院(閉鎖)を巡る診療報酬の不正受給事件で、詐欺容疑で再逮捕された元医院経営の賀川幸一郎容疑者(45)の知人の男(40)=同容疑で逮捕後に釈放=が、事件化されないようにするため「現職の刑事を接待した」と大阪府警に供述していたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。男の自宅から刑事の名刺が押収されたほか、賀川容疑者も取り調べで接待費を男に渡したことを認めており、府警は事実確認を急いでいる。

賀川容疑者が運営していた賀川歯科医院難波診療室は、数年前から経営難に陥った。その後、詐欺事件の指示役とみられる府警OBの元巡査部長、今野作治容疑者(56)=詐欺容疑で逮捕=の知人で、整骨院経営の平井雄大容疑者(34)=同=が不正請求に使う健康保険証を持ち込むようになった。しかし、保険証の扱いを巡って賀川容疑者と今野容疑者側がトラブルになり、府警捜査1課のOBで元警部補の小川光正容疑者(68)=同=が代表を務めるNPO法人「警愛会」が仲裁に入った。

繰り返される「地位を利用した輩(士業も含む。)」の不正自給の問題、国・都道府県も、NPO認証要件について、暴力団だけじゃなく元警察官等も対象にしたほうが筋がいいかもしれませんね。

この警愛会のメンバーでもある知人の男によると、同じメンバーの宮崎等容疑者(67)=同=がトラブルの解決金を賀川容疑者に要求。事件にならないよう警察に働きかけたり、不正受給が報道機関に発覚しないよう対処したりする対策費も求めた。

「事件にならないように、引用」、元警察官というだけでそんなことができるもんなんですね

賀川容疑者によると、自分のクレジットカードを知人の男に預けると、宮崎容疑者と男らは大阪ミナミの高級クラブやキャバクラ、すし店などでカードを利用。1日で50万円以上を使った日もあったが、宮崎容疑者と男が大半を個人的に使ったという。賀川容疑者は毎日新聞の取材に「警察やマスコミの対策費として1900万円ほど(男に)支払ったが、ほとんど対策はとられなかった」と証言した。

ただ、男は小川容疑者や現職の刑事2人とも会食したことがあると取材で明かし、「食事代や2次会のスナックなどの代金は理事長(賀川容疑者)のお金で負担した」とも話した。

一方、賀川容疑者はこうした対策費とは別に、患者の紹介料など不正受給に関わる「経費」を今野容疑者側に男を通じて支払っていたという。男の口座には対策費も含めて少なくとも現金計約3800万円が振り込まれていた。カードの利用分も含めて数千万円が提供されており、府警はこうした資金の使途についても調べる。

はい、「タテマエ」だけですね、検察庁で元警察官ということで
不起訴処分ですかね。
検事は職務を果たすことができるか、
マスコミは「報道の自由」を最後まで貫くことができるか、

宮崎容疑者は「警察官やマスコミと飲んだことはあるが、(賀川容疑者に)対策費を要求したことはない」と取材に話した。小川容疑者は「知らない間に警愛会の代表にされていた。(宮崎容疑者や男らと)一緒に飲んだことはあるが、彼らが何をしていたのかは知らない」と語った。【山田毅、宮本翔平】<<記事引用」
こんな輩は、検察庁は「起訴」すべきでしょう。
そうでないと、検察庁自身の信頼も失うばかりでございます。
身近な類似問題として、下記のニュースがあります。

『保険金詐欺 整骨院経営の男を再逮捕
HOME » 詐欺関連ニュース » 保険金詐欺 整骨院経営の男を再逮捕
投稿日 : 2015年8月21日 最終更新日時 : 2015年8月21日
患者の治療回数を水増しして、交通事故の保険金をだまし取ったとして詐欺の罪で起訴された整骨院経営の男が、別の保険会社からも保険金をだまし取った疑いで再逮捕されました。詐欺の疑いで再逮捕されたのは、別府市立田町の整骨院経営○○○容疑者です。○○容疑者は去年6月、別府市内で起きた交通事故でけがをして、通院していた30代の男性に治療を行っていない日も治療したように装い、東京都の損害保険会社から約70万円の保険金をだまし取った疑いが持たれています。
http://news-sokuhou.tokyo/news/17927/引用』

いつも思うことですが、
こんな「筋の悪い」事件を弁護士が弁護していることに
日本人として恥じないのか、考えさせられる問題でした。

「不正受給」問題を弁護する得意な弁護士??
被害者は、「税金」を納めている国民でしょ。
がんばれ検事
おそらく、「不正受給」問題は「表に」でていないだけで
我々士業間でも・・・・
以上